2018年 09月 23日
激しい子たちとは別の時間が
2017年 07月 15日
お別れ
お空へと還って行きました。
しあわせだった?
猫が苦手な私は、あーちゃんだったから
一緒に暮らせたんだよ。
だって、本当はシューなんて言われたら
怖くて、怖くて。

小さなあーちゃん
網戸越しにセミ捕りした気分になったり
お風呂のお湯飲んだり
短いシッポを掴むと、左右に振って掴まえてもいいよ~って
フリフリしたよね
ゴミ袋へのダイブ
衣装ケースや引き出しには、必ず入ってみたよね。
穏やかな性格のあーちゃん。
ハムスターとも仲良しだった。トムとジェリーみたいにね。
犬中心で犬化していた、あーちゃん。
抱っこすると、くたっと身体を委ね
柔らかい感触は
ワンコにはない癒しだったよ。
ありがとう。
また、会う日まで
さんちゃんと遊んで待っていてね。
あーちゃんの記録は痴呆で片付けないで欲しいという気持ちで
3日間の記録を残しました。
可愛いお花、応援をありがとうございました。
介護の記録1痴呆と思う前に
介護の記録2 お別れの準備
介護の記録3 カウントダウン
介護の記録4 本当の理由
介護の記録 最期の夜

2017年 07月 10日
介護の記録5 最期の夜
私の担当だった3時頃、
任務を忘れウトウトしていた
何かが体当たりした。
何?と振り返ると
いつものように私の横にあーちゃんがぴったりと寄り添っていた。
えっ?ここまで自力できたの?
そして、暫くすると電気スタンドの明りの方に向かい
身体を引きづりっていく。
ダメダメ、危ないと
介護マットに戻すと、お腹の少し上あたりが
大きくウネった。
妹は気配で起き、駆け寄った。
お腹のす~は~の呼吸が停止している。
苦しいよね。辛いよね。
数秒が数分、数時間にも感じた。
神様、さんちゃん、お願い!!!
見守る中、あーちゃんは旅立っていた。
子猫のようなくるくるした真っ黒でキラキラしたお目目で。
顔を上げると 時計は3時40分を指していた。
『あんなに体力なく、目を開けられない状態なのに
、ひなの散歩とハニーのトイレでお姉ちゃんが外へ出た時は
身体引きづり、階段の所まで後追いし、
大きな声で鳴いていたよ』
妹がポロポロ泣きながら、教えてくれた。
実家で折り合いがつかないからと
託されたあーちゃん。
元々は、妹の猫だもんね。
看取りができて良かった。

19歳。寂しいけれど充分生きた。
2017年 07月 10日
介護の記録4 本当の理由
血尿をした。
本当はね。
僕はおしっこをあちこちしちゃったのは
膀胱に腫瘍があったんだよ。
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脱水になると
身体はみるみる痩せた。痩せた事で、グルーミングの時には
お肉がパーンとしていたので気づかなかったシコリに触れた。
もっと早くに血尿をしていたら。。。検査の時、エコーかけておけばよかった。
いや、もっと小まめにお腹を触れば良かったのに。
腫瘍を触れた瞬間、後悔の渦に巻き込まれる経験、
これは 前にも経験している。音のない世界に引き込まれていく感覚。
もし、もっと早くに気づいたら?
この年齢だから手術はできないよ。
きっと、悩み苦しんだでしょ?
僕は、最期まで血尿をしなかったんだ。
この子は、そんな風に隠していたんだろうか?と心が軋む。
残された時間は僅かとなり
昨日よりも遥かに弱い声となり。
動きも呼吸も小さくなってきた。

20歳化け猫宣言するんでしょ?ほら!!
2017年 07月 10日
介護の記録3 カウントダウン
何かがある日は決まって、獣医さんの休みの日。
皮肉なもんです。
大食漢あーちゃんのご飯が減っていないのに
気づく。
最近毛質が悪くなり、ご飯を変えたから?
それならと昼頃、違うご飯をあげるも食べない。
あれ?今度はおしっこをしてないこていないことに気づく。
これはオカシイ、絶対にオカシイ。
そして この日からご飯も水も取らなくなった。
鳴きながら歩く、しゃがむ、倒れる。
また、鳴きながら歩く、しゃがむ、反対側を下に倒れる。
リビング中をこうして転々とした。
夜、ハニーのトイレシートに
あーちゃんがおしっこをした。
なぜ?ここに?理由はわからないけど
ホッとする。
シリンジで、ちびりちびりと水をあげる。

こんな風に並んで寝ていた頃が懐かしい。
2017年 07月 10日
介護の記録 2 お別れの準備
ある時、ピタリと夜鳴きが止まり。
おや平穏な日々と思っていたのも束の間。
今度は、朝昼容赦無く鳴くようになった。
それと同時に昔とっていた行動をしはじめた。
娘が会社に行く時に玄関まで送る。
お風呂の淵まで来て「湯加減はどぉ?」と
カキカキ、まぜまぜする仕草。
ヨロヨロなのに、ベランダの淵に乗りたがる。
ストーカーのように甘え、足元に8の字ウリウリするから、ご飯の支度の時に何度と踏みつけてしまった(^_^;)
寝る時は、顔にピタリと寄り添う。
今思えば、お別れの準備だったのだろうか。
倒れる前日は、
行ったこともない外へ出せと大騒ぎをした。
それなのに、ハニーの呼吸障害が起こった時
間に入りウリウリしてきたので
ダメダメと、叱ってしまった。
自分も辛かったんだよね。ごめんね。
何も解らない飼い主だったね。

ひなは、口元を舐め、最期まで
お世話をしていたね。
あなた達は『喧嘩するほど仲が良い』の見本のようなペアだった
2017年 07月 10日
介護の記録 痴呆と思う前に
なかった。
老猫、老犬の夜鳴きやおしっこなどの検索で来られた方には、痴呆の症状と納得する前に、一度読んでいただきたいと思い記録に残します。
ここ1年半、
あーちゃんの痴呆の症状は進んでいた。
正確には、そう思い込んでいた。
この頃の悩みは、わんこ達のベッドでの排尿と夜鳴き。
腎臓の機能が落ちているので、水をよく飲んで良くおしっこをしていた。
そして、鳴き声あげた事がないあーちゃんが
夜中、大声で鳴くようになった。
日々の忙しさと、大きな声での夜鳴きによる寝不足。粗相の洗濯に加え、あーちゃんの慢性鼻炎の汚れとの戦い。そこに、大きな体のハニーの介護が重なり。
17.8歳になれば仕方がないと理解はしていたが
1年を超えた辺りから頭と心の折り合いを欠き、へトヘト状態だった。
獣医師に相談にも行った。
年齢的にも腎臓が弱っていること、
膀胱炎かもしれない(疑わしい範囲で菌は出ていなかった)
少し様子見で、なにか変化があったら受診と投薬を始めましょう。
大きな問題はなかった。血液検査も問題なかった。
『それよりも、よくある痴呆の悩みですよね』と言われた。
夜鳴きは軽いてんかんの薬で寝かす方法もあると教えてもらったが、それには
抵抗があった。
痴呆と言われた瞬間。
おしっこの量が増えた事も
トイレの回数の多さも、あちこちにトイレを粗相してしまう事も疑問に思わなくなっていた。
私の中で、この子は痴呆と確定したのだった。
トイレを綺麗に使っていた子なのだから
お漏らしをするのはおかしい。
体調がわるいのでは?と考えてあげるべきだった。
『また?』と怖い声で洗い場に走る姿を見せてはいけなかった。
叱りはしなくても
きっと、怒られちゃった。。。
あの子は、悲しい思いをしたに違いない。
普段と違う行動の陰には、病気がある事
肝に命じて老猫、老犬と接することを
頭で理解していても、実践できていなかった。

僕はベッドが好きだったから
汚したくはなかったんだよ。ほんとだよ。
つづく